専門医によるEDコラム

column

効かない…その前に見直す3点—服用タイミング・食事・用量調整

ED治療薬を服用しているのに「なんだか効き目が弱い気がする」「期待した効果が得られない」と悩んでいませんか?

もし、効果に疑問を感じているなら、すぐに「薬が合っていない」と判断するのは少し早いです。実は、薬の飲み方や生活習慣を少し見直すだけで、薬の作用をより発揮させ、効果を実感しやすくなるケースが多くあります。

このコラムでは、ED治療薬の効果をより発揮させるために、まず見直していただきたい「服用タイミング」「食事との関係」「用量調整」の3つのポイントについて、おかざき泌尿器科が分かりやすく解説します。

1. 服用タイミングの調整で効果を発揮させる

ED治療薬は、服用してから効果が現れ始めるまでに一定の時間が必要です。この「効き始めのタイミング」に合わせて性行為の予定を立てることが、効果を得るための重要なカギとなります。

服用から効果発現までの目安時間

現在、ED治療で主に処方されている薬は、種類によって効果が出始めるまでの時間が異なります。

薬の種類服用から効き始めまでの目安
バイアグラ(シルデナフィル)約30分~1時間
バルデナフィル*約15分~30分
シアリス(タダラフィル)約1時間~3時間

*先発品(レビトラ)は販売中止ですが、有効成分バルデナフィルを含むジェネリック医薬品は現在も流通しています。

重要なポイント

  • 作用時間を考慮すること: 効果がピークに達する前に性行為を始めてしまうと、十分な効果が得られないことがあります。上記を目安に、余裕をもって服用しましょう。
  • シアリスの特徴: シアリスは効果が現れるまでに時間がかかりますが、持続時間が長い(最大36時間)ため、時間に縛られずに性行為ができるという特徴があります。

飲む時間を逆算する

性行為をしたい時間から逆算して、薬を服用しましょう。特にバイアグラやバルデナフィルは食事の影響も考慮し、空腹時に服用するのが基本です。予定の1時間前に服用を済ませておきましょう。

2. 食事との関係—薬の吸収を妨げないために

ED治療薬の効果を弱めてしまう可能性のある要因の一つが「食事の影響」です。特に、バイアグラやバルデナフィルは、食後の服用によって薬の吸収率が低下し、効果が十分に発揮されなくなることがあります。

薬の種類と食事の影響

薬の種類食事の影響服用の工夫
バイアグラ(シルデナフィル)影響を大きく受ける食事の約1時間前、または食後2時間以上の空腹時に服用。脂肪分の多い食事は特に避ける。
バルデナフィル影響をやや受ける食事の約1時間前。バイアグラよりは影響が少ないとされるが、空腹時が望ましい。
シアリス(タダラフィル)ほとんど受けない食前・食後にかかわらず服用可能。食事の影響を気にせず服用したい方に向いています。

効果を弱めないための食事の工夫

  • 空腹時の服用が基本: バイアグラやバルデナフィルを服用する際は、食事から2時間以上空け、胃の中に食べ物がない状態(空腹時)で飲むのが望ましいです。
  • 高脂肪食は避ける: 特に脂肪分の多い食事は、薬の成分が体内に吸収されるのを妨げる可能性があります。
  • 「軽い食事」の目安: やむを得ず食事をとる場合は、消化が良く、脂肪分が少ないもの(おにぎり、そば、サラダなど)を少量に留めることが推奨されます。

3. 医師と相談する用量調整と薬の変更

服用タイミングや食事を見直しても効果が不十分な場合、医師による「用量の調整」や「薬の変更」を検討する段階になります。

適切な用量で服用しているか

ED治療薬には、一般的に複数の用量があります。最初から最も少ない用量で処方されている場合、その用量では効果が不十分な可能性があります。

  • 用量アップの検討: 医師の判断のもと、現在の用量から一段階上の用量に増量することで、効果が改善することがあります。ご自身の判断で用量を増やすのは危険ですので、必ず医師にご相談ください。
  • 用量の上限: 薬には安全性が確保された最大用量があります。上限を超えて服用しても副作用のリスクだけが高まります。

薬の変更を検討する

ED治療薬は、作用のメカニズムは同じですが、効き始めの速さ、持続時間、食事の影響、そして「効果の感じ方」に個人差があります。

  • 違う薬を試す: 現在使用している薬が体に合っていないと感じる場合は、医師に相談し、別の種類のED治療薬を試してみることをおすすめします。ある薬では十分な効果がなくても、別の薬では効果が得られることがあります。
  • おかざき泌尿器科での対応: 当院では、患者様のご要望や体の状態に応じて、国内で承認された正規のED治療薬をご提案いたします。

まとめ—適切な服用と相談が鍵です

ED治療薬の効果が弱いと感じた時に、まず見直してほしい3つのポイントを解説しました。

  1. 服用タイミング: 効き始めの時間から逆算し、性行為の1時間前には服用する。
  2. 食事: バイアグラやバルデナフィルは、薬の吸収を妨げる高脂肪食を避け、空腹時に服用する。
  3. 用量調整・薬の変更: 自己判断せず、医師に相談して用量アップや薬の変更を検討する。

これらの見直しを行っても効果に満足できない場合は、お一人で悩まず、ぜひ一度おかざき泌尿器科にご相談ください。ED治療は、患者様一人ひとりの体の状態や生活背景に合わせて、薬の種類や用量を細かく調整していくことが大切です。

当院では、プライバシーに配慮した環境で丁寧な診察とアドバイスを提供しています。

【ED治療(自由診療)に関する情報】

当院のED治療は、健康保険が適用されない自由診療です。

  • 治療内容: 医師の診察に基づき、ED治療薬(PDE5阻害薬)を処方します。
  • 標準的な治療回数・期間: 患者様のご希望に応じて随時処方いたします。特定の回数や期間に限定されるものではありません。(性行為の都度の服用が一般的です。)
  • 主なリスク及び副作用:
    • 頭痛(報告例:約11.7%)、ほてり・潮紅(報告例:約10.6%)が比較的多く報告されています。これらは薬の血管拡張作用によるもので、通常は一時的です。
    • その他、消化不良鼻閉(鼻づまり)、動悸、めまいなどの症状が報告されています。
    • これらの症状や体調の変化が見られた場合は、速やかに医師にご相談ください。
    • 特定の心臓病の方や、硝酸剤・一酸化窒素供与剤(ニトログリセリンなど)を服用中の方は、重篤な副作用を引き起こす可能性があるため、ED治療薬を服用できません。

処方する薬剤の種類や費用については、こちらのページをご確認ください。

ED治療の費用と薬剤の種類はこちら

  • 処方までの流れ:こちらのページから詳細をご確認ください
  • ※ED治療薬の処方には、医師による診察が必要です。
  • ※当院では、国内で承認された正規の医薬品のみを処方しております。
  • ※医師の判断により、処方できない場合がございます。